コミュニティ政策学会:第20回学会大会(沖縄)

芸能とコミュニティ

多彩に息づく芸能から民衆の心や暮らしの拠り所となるコミュニティについて考える

オンライン開催:2021年10月16日(土)・17日(日)

更新情報

  • 21/10/18学会は無事終了しました。ご参加ありがとうございました。
  • 21/09/14ホームページ公開

開催概要

今大会では、島唄、踊り、各地域のエイサーやチャンプルー文化等、沖縄の「コミュニティが育む芸能」「芸能が育むコミュニティ」に焦点を当て、民衆の心や暮らしの拠り所となるコミュニティについて考える機会とします。
沖縄各地の伝統芸能は、幾多の統治変遷の波をかぶりながらも継承され、今も多彩に息づいています。米軍統治下では、コザ(沖縄市)を拠点に、沖縄戦で壊滅の危機にあった沖縄民謡や三線を再興させながら、アメリカ文化を取り入れた独自のチャンプルー文化を生み出してきました。 これら多彩な沖縄芸能文化の過去からの流れと移り変わり、そしてこれらを支えてきた地域コミュニティを俯瞰しながら、芸能の伝承と発展、その基盤となるコミュニティのあり方等、今日的な課題や将来展望などに焦点を当てたシンポジウムと分科会を開催します。
デジタル社会といわれる今日だからこそ、幾多の困難と変遷をエネルギーにして人々の心と暮らしを支えてきた芸能文化から、人と地域のつながりを大切にした共生のコミュニティづくりに思いを馳せる「沖縄大会」をめざします。 たくさんの方々のご参加をお待ちしています。


・沖縄県において全国大会を開催するのは、今回が初めて。沖縄県内の研究者や実践者、沖縄市・関係機関の協働のもと開催します。
・ご当地・コザ(沖縄市)にお集まりいただき、沖縄芸能を五感で体感いただく大会をめざしましたが、コロナ禍により「オンライン開催」となりました。
・詳細は、順次、学会ホームページ等でお知らせします。

日程:2021年10月16日(土)、17日(日)

10月16日(土):
全体会
10月17日(日):
分科会
開会あいさつ:13時00分~
基調講演:13時30分~14時30分
芸能紹介(VTR):14時30分~15時00分
パネルディスカッション:15時00分~
閉会あいさつ
分科会1:10時00分~12時00分
分科会2:13時00分~15時00分
分科会3:15時00分~17時30分

  1. ライブ配信会場:沖縄市公共施設からライブ配信します。
  2. 開催形態:YouTube Live(1日目)※感染状況でZoomに変更する場合もあります / Zoom(2日目)
  3. 主催:コミュニティ政策学会
  4. 共催:沖縄市
  5. 後援および協賛:沖縄国際大学(経済環境研究所、南島文化研究所)、沖縄県地域史協議会、沖縄県、沖縄観光コンベンションビューロー、沖縄市観光物産振興協会、 まちづくりNPOコザまち社中、沖縄県立芸術大学芸術文化研究所(現在申請中のもの含む)
  6. 新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン開催とします。「自由論題報告部会」は、「沖縄大会」と切り離して、別日程で開催します。詳細は、「自由論題報告部会」欄をご参照ください。

第1日目プログラム

全体シンポジウム:芸能とコミュニティ

開会あいさつ・13時00分~、シンポジウム:13時30分~17時00分

島唄、踊り、エイサーなど沖縄各地の伝統芸能は、幾多の統治変遷のなか、民衆の心や暮らしの拠り所として継承され、今も息づいている。 米軍統治下では、コザ(沖縄市)を拠点に、沖縄戦で壊滅の危機にあった沖縄芸能を再興させながら、アメリカ文化を取り入れるなど独自のチャンプルー文化を生み出してきた。 これら多彩に息づく「コミュニティが育む芸能」「芸能が育むコミュニティ」に焦点を当てる。
基調講演では、沖縄伝統芸能の過去からの流れ、移り変わりを俯瞰し、芸能の伝承と継続、変貌や発展等、今日的な課題や将来展望などを提起。 パネルディスカッションでは、基調講演を受け、沖縄芸能の特質と地域コミュニティに焦点を当てながら、共生のコミュニティづくりに果たす役割や課題、可能性などについて考察し、二日目の分科会へとつなげる。

企画責任者:中川幾郎(帝塚山大学)、田中逸郎(NPO政策研究所)


  1. 基調講演『沖縄の地域社会と芸能』/ 講演講師:狩俣恵一(沖縄国際大学名誉教授)
  2. 沖縄芸能(VTR放映):各地エイサー演舞とコミュニティ
  3. パネルディスカッション『芸能とコミュニティ』
    パネリスト:久万田晋(沖縄県立芸術大学教授)/ 及川高(沖縄国際大学准教授)/ 筋原章博(大阪市港区長、元大阪市大正区長)
  4. コメンテーター:狩俣恵一(沖縄国際大学名誉教授)/ 鳥越晧之(大手前大学学長、早稲田大学名誉教授)
  5. コーディネーター:中川幾郎(帝塚山大学名誉教授)

第2日目プログラム

分科会1:各地エイサーを支えるコミュニティ

10時00分~12時00分

初日の全体シンポジウムを受け、各地で多彩に演舞されているエイサーの起源や特徴、それを支える地域の青年会活動について学ぶ。 また、沖縄市では毎年、これら多種多様なエイサーを一堂に集め「全島エイサー大会」を開いているが、そこから見えてくるエイサーの変遷と広がり、観光資源化などによる芸能の変容など、今日的課題について意見交換し、 これからの「芸能とコミュニティ」のあるべき姿を模索する。

企画責任者:恩河尚(沖縄県地域史協議会)


  1. パネリスト:當山全克(沖縄市越来自治会長)/ 島袋幸司(豊見城市史編さん室) / 尾崎江利子(沖縄市役所)
  2. コーディネーター:久万田晋(沖縄県立芸術大学教授)

分科会2:本土における沖縄芸能と共生のまちづくり

13時00分~15時00分

ウチナーンチュ(沖縄出身者)が住民の約四分の一を占めている大阪市大正区で、沖縄文化とナニワ(大阪)文化の「異和共生」をめざした区長。 意気に感じて「伝統芸能・大綱曳」を提供した与那原町。豊中市で沖縄の芸能文化を披露し、交流とまちづくりの活性化をめざすNPO。国内外で沖縄芸能の普及啓発に取り組む研究実践者。
こうした多様な事例から、本土におけるウチナーンチュのコミュニティ、沖縄と本土の芸能文化の特徴や違いなどを知り、芸能文化が共生のコミュニティづくりに果たす役割や可能性について考える。

企画責任者:田中逸郎(NPO政策研究所)


  1. パネリスト:筋原章博(大阪市港区長、元大阪市大正区長)/ 照屋勉(沖縄県与那原町長)/ 芳村幸司(豊中まつり実行委員会顧問)/ 山内昌也(沖縄県立芸術大学教授)
  2. コメンテーター:石田芳弘(至学館コミュニケーション研究所長)
  3. 司会進行:田中逸郎(NPO政策研究所理事)

分科会3:コザのチャンプルー文化とコミュニティ

15時30分~17時30分

英語と漢字の看板が並ぶストリート。ロックの激しいサウンドとたおやかな沖縄音階の音色が交差する裏通り。 アジアとアメリカが混在(チャンプルー)するコザのまちは、幾多の困難と変遷をエネルギーとしてボーダレスな魅力を醸し続けている(そのしたたかな歩みは「沖縄市戦後文化資料館・ヒストリート」で体感できる)。
アートを糧に、多文化共生のコミュニティを創出しているコザのまちづくりに学ぶ。

企画責任者:恩河尚(沖縄県地域史協議会)


  1. パネリスト:玉城満(国立劇場おきなわ常務理事、前・沖縄県会議員)/ 古堅宗光(コザまち歩きガイド、コザ暴動を記録する会)/ 島袋正敏(元名護博物館長、山原島酒の会元会長)
  2. コーディネーター:高良倉吉(琉球大学名誉教授)

参加申し込み

申し込み期限:10月11日(月)

  1. 開催当日のURLを送信するため、当日の参加申し込みはご遠慮ください。
  2. 下記Googleフォームにアクセスし、必要事項をご記入の上、送信してください。
申し込みフォームはこちら >

申し込みが完了しましたら、受付完了メールが送信されますので、必ず受信を確認してください。 メールが届かない場合は、申し込みが受け付けられていない可能性がありますので、再度申し込みをお願いします。
申し込み頂いた方に、2021年10月14日(木)に、IDや資料ダウンロードのURLをお送りいたします。

お問合わせ先:okinawa-taikai@jacp-official.org

諸注意・お問合わせ

1.大会内容の録画を、大会終了後に事後配信する予定はありません。来年度発行予定の学会機関誌に概要を掲載します。
2.毎年印刷発行している「大会プログラム集」は刊行しません。参加申し込みを頂いた方に、資料のダウンロードURLをお送りいたします。

ページトップ▲